こんにちは、コポローです。
今回は租税法のおすすめの教科書・演習書・判例集を厳選して紹介します。
なお、租税法の知識は、弁護士等として確定申告したり、独立起業したりするときにも重要なので、全員が入門書レベルの知識は持っておくとよいと思います!
司法試験では、「所得税法からの出題を中心としつつも,法人税法や国税通則法の基本的事項から」も出題されます(採点実感からの引用)。
したがって、所得税法をメインで勉強し、法人税法・国税通則法の基本も押さえるというスタンスで勉強しましょう!
〇最初に読む入門書としては、下記の2冊のいずれかが、おすすめです。
いずれも、全体像や基本的な考え方がよく分かります!
①『よく分かる税法入門』
2023年に第17版が刊行。ロングセラーの本で、安心感があります。
②『基礎から学べる租税法』
〇所得税法の基本書としては、こちらがおすすめです。
※レビュー抜粋
・最高に分かりやすい、司法試験にはマストな本
・この本のおかげで、租税法が得意になりました。
〇法人税法の基本書としては、こちらがおすすめです。
2023年に第3版が出ました
※旧版レビュー抜粋
・とても分かりやすい。法律論として、原理原則から説明しているので、なぜそのようになっているのかが腑に落ちる。理解できるので記憶しやすいです。
・具体的な数値例で説明されていることも理解が進みます。
・法人税法の「そもそもの」考え方がわかる本だと思います。法人税を学ぶ人には参考になるでしょう。
〇こちらの基本書もおすすめです。租税法全体がカバーされています。
旧版レビューより
・わかりやすい
・金子先生の本とは異なり、理論面に比重があって、読みやすい。
・きれいで授業につかうのに分かりやすくて満足です
〇判例集については、判例百選が定評があり、非常におすすめです。
※現状、他に良い判例集がないので、百選は必須でしょう。
租税法の判例百選は、掲載判例の数と質のバランスが非常に良いと思います。
※レビュー抜粋
・変わらぬ安定感 内容も形式(定型ともいえる)も安定感があります。執筆者が多彩なところが
長所だと思ってます。
・編集上どこが変化したかは、はしがきで詳しく書かれています。裁判例の数では全体の五分の一が入れ替わった。(第六版との比較)ページ数は240→248と増えています。
・事例が詳しく、勉強になる
〇演習書は下記のものが、非常におすすめです。
現状、他に良い演習書がないので、こちらも必須だと思います!
執筆陣が超豪華(現在・過去の司法試験考査委員が多数)で、良問ばかりです。
解説も分かりやすいと思います。
〇辞書的役割の本として、あると便利です↓
実務に出てからも非常に役立ちます!
※レビュー抜粋
・租税法の最高権威者が著した傑作です。
・第24版の序に「本書は、昭和51年の初版以来、多くの読者の応援に支えられて実に24版を重ねることができたが、著者の単著としての刊行は、この24版をもって終わりにしたいと考えている。」とあり、最終版となるようです。
・課税要件各論が詳細で、そのことが実務家にとって大変ありがたく、疑問点を調べるときは、本書から始めることにしていました。
〇ひと通り学習が終わった後の副読本として、下記のものもおすすめです。
※司法試験の過去問・合格答案、論点表等が掲載されており、便利です。司法試験直前まで使えます。
今回の記事は以上です。
本記事は随時更新していく予定です(^^♪
それではまた!
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