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2023年最新版【厳選】民法のおすすめの基本書・演習書・判例集

こんにちは、コポローです。

今回は民法のおすすめの教科書・演習書・判例集を厳選して紹介します。

民法は範囲が広いので大変ですが、なるべく厳選して紹介したいと思います。

何か1冊でも参考になればうれしく思います。

(※本ブログには広告が含まれます)

 

 

民法の全体像を一通り理解するのに最適です。

民法は、まずは全体像を理解しておくと、各分野や各制度の理解が深まります!

試験直前の総復習にも使えます。

 

 

※レビュー(旧版含む)より抜粋↓

かなりキレイにまとまっており、初学者でも学べそう。
何度も重要なワードが繰り返されるので自然に復習ができる

1冊で民法全体について過不足なく論及されている。

・議論のある問題点や判例については,別途補充する必要があるが,補充したことをこの本に付箋をつける等でまとめていくと,ノート作りをしなくてもいい。試験直前には加工した本を見直せばいいから。

効率よくまとまっていて勉強がはかどります。

・かつて民法をひととおりかじった者でも、2・3度読むことで改正民法を理解できる

・財産法に関しては民法既習者なら2時間あれば、読め、詳細な部分までは記述されていないので、財産法を一気に理解するという点で優れています。

 

 

 

最もおすすめの民法総則の教科書です。

判例ベースで書かれ、わかりやすいです。

 

 

 

※レビューより抜粋↓

条文解釈の違いの裏にある判例と学説の考え方などもにも適宜説明がなされていると思います。
・「民法の面白さ」を十分に堪能できる1冊だと思いました。

・改正民法についての説明が丁寧で、条文が細かく引用されているために体系的に理解しやすい。

・改正前民法で学習した読者への配慮として、改正前のルール(条文や判例)を挙げて、新設条文はあの判例の規範を明文化したものだから、改正後も派生論点についての議論は通用するよといった説明がされていて非常に素晴らしいなと思いました。
・主張立証責任の所在についてというコラムで要件事実への言及がある。

・大幅に規定が改正された”時効障害事由としての完成猶予期間と更新”についての整理がわかりやすかった。

民法総則について、非常に丁寧かつ精緻な説明がされている本です。論理の飛躍がほぼないため、じっくりと論理を追うことができます。
民法総則をじっくり勉強するなら、この本がベストです。司法試験も民法総則はこれ一冊で大丈夫だと思います。

 

最もおすすめの物権法の教科書です。

こちらも判例ベースで、わかりやすいです。

 

2023年4月に第3版が出ました!

※レビュー(旧版含む)より抜粋↓

・ポイントを適切に押さえたよい教科書
佐久間先生の総則の方も使用していますが、これと同様に分かりやすく詳細な解説で、思考の過程を辿ることが出来るので、暗記にならずに考えて結論を出す力が身に着くと思います。

・ケースメソッドを用いていてとても分かりやすい。発展的な内容や補論にあたるものは小さく書いてあるので初学者でもメリハリをつけて学習できると思う。

判例百選の収録判例にはその番号を付しているのも嬉しい。
・入門から司法試験まで使えるおすすめの1冊。

・「民法の基礎」という本の名称にもかかわらず、レベルは高い。活字の小さい「発展学習」や「補論」は、読み応えがある。これらを後回しにして、まずは本文だけを読むのもありだと思う。

 

 

おすすめの担保物権法の教科書はこちらです。

ただ、少しだけ古いので、最近の判例は、重要判例解説等を参照してください。

 

Amazonレビューより抜粋↓

・薄い本ですが、基本的な考え方を十分に身に着けることができます。

学術的信頼性が高く、記載が端的でコンパクトにまとまっており、欠点がないので、法律好きなら読んでいて退屈しません。きちんと担保物権法を理解しておきたい人にお勧め。

 

物権法・担保物権法を1冊で学べるこちらもおすすめです。

すごくコスパがいいです。2021年12月に第4版刊行!

 

 

※レビュー(旧版)より抜粋↓

素晴らしい本に出合いました。レベル感としては、司法試験をはじめとする国家資格にもこれで十分です。
・お勧めポイントは、①日本語が正確かつ明晰(こんな文章が書けるようになりたい!)。②問題の所在から丁寧に解きほぐし、理解が行き届く。③過去の学説史を踏まえて、現在の到達点を示している。④民法改正の意義や、改正前との変更点をわかりやすく解説。
・佐久間本は言葉を尽くして説明してくれるのに対して、本書は最小限の言葉で理解させてくれる感じ。どちらも素晴らしいですが、何度も読み直すことを考えるなら、本書の方がいいかも。

文体に癖がなく、著者の独自見解を披露するようなものでもなく、読みやすいと感じる。
・問題演習だけだと意外と気づかない(けれど大事な)ことがさらっと書いてあったりするので、買ってよかった。

担保物権法の部分は説明が丁寧でかつスラスラ読めて、非常にわかりやすいです。ロースクールの授業でも十分に役立ちます

・本書は自分の言葉にして理解しやすいと思いました(論証化しやすいと思います)。

 

 

債権総論の教科書は下記のうちの2冊のうち、いずれかがおすすめです。

 

※レビュー(旧版)より抜粋↓

・本書の特徴としては,基礎理論について相当突っ込んだ考察がある点である。
・基礎理論について経緯を含めた十分な考察があり,理解を重視する人には格好の教材である。
要件事実論について民法学者としての考え方が示されており,要件事実論と一体として民法学を勉強するのに向いている。
・本書は相当な分量があるが,それはcaseが724もあるためという理由もある。本文の量はそこまで多くはない。
・一点注意が必要なのは,基礎理論について突っ込んだ検討があるため,やや難解な部分があるということである。とはいえ,抽象論に逃げる不合理な難解さではないから,気合いを入れて読めば相応の見返りはある。
・この本の特徴として挙げられる点は、判例・通説→批判・問題点→有力説・私見といった形で書かれることが多い点です。著者が債権法の改正に関わっていることからも、判例・通説に対して批判的であることは明らかです。ただ、だからといって判例・通説を疎かにしているわけではなく、むしろ批判対象として明確に提示されています。
本書は丁寧に理由付けが書かれているので使いやすかったです。しかもキーワードが明確なので、受験生としてもありがたい
・著者は独特な表現を用いられる方として有名なので、この点は注意が必要です。また、独特な見解も多いです(もっとも、私見を提示しつつも記述は判例・通説による場面や、判例・通説を丁寧に記述した後に私見を提示していたりするので、全体として自説を前提として記述されているわけではありません)。

・このプラクティス債権総論は数少ない読んで感動することのできる素晴らしい一冊である。債権総論というと民法の中でも最も理論的に複雑かつ抽象的で高難度の領域なのだが、端的な具体的ケースを素材としつつ(抜群の教育効果を確保しながら)、明晰かつグイグイと読ませる文章で、要件効果・要件事実論に対する視野も踏まえたうえで、読者を相当な高みに引き上げる一冊となっている。

 

 

 

 

※レビュー(旧版含む)より抜粋↓ 

・著者の体系的理解から演繹的に説明する歯切れのいい体系書というより、教養深い教科書です。

・全般的に詳しく、今回の改正の経緯もよく書いてある。

・非常に読みやすい。

・文章が読みやすいなという印象。

・本書は、初心者が読むような解説と、応用的なコラムを分けて記載し、学習者の便宜を図っています。
各論点につき、判例と学説を丁寧に比較し、その上で妥当と思われる結論を提示する、という形式を最後まで貫いていきます。結論自体は穏当なものにとどまることが多く、判例理論自体の解説もとても詳しいです。ですので、本書一冊でも充分司法試験を戦えます。非常に網羅性も高いです。
・同じ債権総論分野の有名な教科書に潮見先生の本があります。潮見先生がケースを多用するのに対し、本書はケースをあまり紹介しません。
中田先生の語り口は中立的でいてかつ驚くほど読みやすく、すらすらと読み進めることが可能です。債権総論の教科書を探している方、債権総論分野で2冊目の参照本を探している方どちらにも、オススメです。
・難しいのは教科書として用いる際、潮見プラクティスとの選択に迷った場合どちらにするか、にある。抽象的命題、概念の理解を常に具体的に示してケースで積み上げていく潮見プラクティスの教育効果は現在でも該当分野最高水準と断言できるものがあるので、債権総論に苦手意識のある読者であれば潮見のほうが合うという場合も多いかとおもう。翻って一定水準以上の理解が既にあって、伝統的通説をざっと復習したいという場合であれば本書のほうがより使い勝手が良いだろう。

 

 

 

〇債権各論は、下記2冊がコンパクトでおすすめです。

2色刷りで大変読みやすいです。2022年第4版刊行

 

※レビュー(旧版)より抜粋↓

・大学の講義で配布されるレジュメの百倍詳しく理解しやすいと感じた。
平易な日本語で分かりやすく制度理念が書かれてあるので、初学者にもおすすめですし、ある程度勉強の進んだ人にも知識を整理するのにいいと思います。

・債権法改正の理論的支柱を担われた潮見先生の著作。新しい債権法の基本原理がいたるところに披歴されてます。

・要件事実まで配慮されているのが素晴らしい。読みやすい。債権各論はこれで。

本書は条文を起点として要件事実に対する配慮も加えつつ、非常にわかりやすい表現をもって典型契約・事務管理・不当利得を概観することのできる一冊となっており、まとめノートもつくりやすく、おすすめである。

とにかく「薄い」のが第一の特徴で、その利点ゆえに何度も繰り返し通読しやすいのが最大のメリット。

 

 

 

 

※レビュー(旧版)より抜粋↓

・「本書は、法学部や法科大学院で獲得した法律知識を社会に活かすことを考えている者ならば、学習段階の初期において、不法行為についてこの程度まで理解できておれば当面は十分であろうと思われるところをめざして、書き下ろしたものです。」(初版へのはしがき) ということで、本書のコンセプトは初学者向けの教科書なのですが、要件事実論に関しても記述されているため、ある程度学習の進んだ方の基本書にもなりうるものだと思います。

・順序立てて書かれていて非常にわかりやすかったです。一冊読むだけで基礎知識がつきます。

基本的には、まずは判例実務・伝統的通説の立場をマスターできるように教育的配慮がなされていて、潮見先生の自説や近時の有力説の記述は抑え目で、そのような記述があったとしても一目でわかるように別枠で書かれています
・国家試験(司法試験、予備試験)の受験生の多くが本書を用いているため、試験対策上も受験生心理の面でも有用だと思います。(みんなが使っているから教材として優れている、という自信をもって不安なく勉強が出来る。)

 

 

家族法はこちらが読みやすく、おすすめです。

1冊で親族・相続をカバーできます。

 

Amazonレビュー(旧版を含む)より抜粋↓

・とても読みやすい文章で、すっと入ってきます。

・内容紹介でもある通り、ユーモアな語り口は他の基本書にはない魅力だと思う。

法学の本では薄めのものよりも、ぶ厚いほうがわかりやすいことがよくあります。本書もそうでした。本書のはしがきで著者は「わかった」という実感をもってもらいたいと書かれています。また、丁寧に説明するとも宣言しています。実際に読み進めていくと他の本で理解が十分でなかった事柄も本書で理解できたということが何度もありました。
家族法の基礎を押さえておきたい方にとってうってつけの一冊となると思われます。

 

 

〇相続法を詳しく勉強したい方には、こちらもおすすめです(実務に出てからも役立ちます)。

2022年7月に第2版刊行。

 

※レビュー(初版)より抜粋↓

・今般の相続法の改正法を織り込んだ最新の体系書です。最大の特徴は、各項目ごとに事例を挙げて具体的に詳説されているところにあります。

・ケースごとの事例が多く参考になりました。最近の法改正も詳細に説明されております。実務にも参考になります。

 

 

判例集については、判例百選が定評があり、おすすめです。

2023年2月に最新版が出ました!

    

※レビュー(旧版)より抜粋↓

民法学習における定番の1冊。絶賛する人もいればこんなの読む必要ないと酷評する人もいる百選ですが、それだけ多くの法律学習者に読まれているということでしょう。ただし、判例批評をする学者によって解説のレベルがまちまちなので、よいものだけ読むというのが正しい使い方なのだと思います。

 

 

判例百選は、解説の質にバラつきがあるので、比較的少数の執筆者で解説の質が安定している判例ラクティスシリーズもおすすめです(個人的にはこのシリーズが大好きです)。また、判例の数もこちらの方が多いし、解説もコンパクトで無駄がない!

  

※各レビュー抜粋

民法を学習するための判例集です。令和3年の民法改正に対応しています。406の判例が原則1頁で解説されていて、判例百選よりも簡潔に記載されています。

債権では100の判例は少ない、解説は簡潔で無駄がない、争点もきちんと記載されている。これらの理由からお勧めします。判例は何でも百選の時代は終わったのではないでしょうか。

家族法判例が195掲載されていて、うち1つだけが2ページで、残りが1ページに事実と判旨と解説がまとめられている。

 

 

 

〇演習書は下記のものが古いですが良書です。

債権法改正以降、良い演習書が出ていない印象です。

司法試験や予備試験の過去問を解くのがよさそうです。

 

※レビューより抜粋↓

・不要な学説の議論がなく、あてはめに分量が割かれているのが好印象です。
・網羅性も高く、解説もわかりやすいので、学習効果は高いと思います。ここまでバランスがとれた演習書は他にないのではないでしょうか?

・一冊で民法の重要論点をきちんと学べる。
様々な場合を分けて小問が作ってあるので、細かいところまで理解して学ぶことができる。大事な判例が紹介してあり、問題から答えを導く力が養える。
・とても使いやすく、多少時間はかかるが条文を引きながら解き、繰り返すことで民法がかなり伸びると思う。解説はコンパクトだが必要なことがきちんと書かれている。民法の問題集の中で、私としては一番お勧めです。

民法の演習書の中では、解説の分かり易さ、範囲の網羅性など、1番の出来だと思います。当てはめの仕方も丁寧に記載されていて、実際にどう書くか意識して学べます。また問題も司法試験を意識した比較的長文の問題により構成されています。素晴らしい本です。

 

 

○予備試験を題材にした下記の演習書は結構おすすめです。著者は元考査委員。

答案の書き方がよくわかる良書です。

 

 

レビューより抜粋

・筆者が考査委員をした平成元年以外の例年の予備試験の過去問を素材にしてあるのが良いです。

・学者さんの書いた演習書でありながら珍しく解答例が有るのも良いです。

・予備試験問題を素材にした民法の基礎学習書という感じです。

 

初学者から使える易しめの演習書としては、ロープラクティスがおすすめです。

 

※レビュー(旧版)抜粋

・設問が多いので、自分の理解が不十分な個所を重点的に学習できます。解説が短いですが、かえって短いのが良いです。もっと詳しい解説がほしければ、他の大著をあたればいいのです。これらの設問にすらすらと答えられれば、基礎力が付いたと言えるでしょう。次は、もっと難しい予備試験や司法試験の設問に挑戦すればいいのです。

 

 

 

 

今回の記事は以上です。

民法は範囲が広く、読むべき本も多くなりがちで、選択が大変かと思います。

本記事が少しでも皆さんの参考になればうれしく思います(^^♪

なお、本記事は、新刊・改訂等に合わせて、随時更新していく予定です!

それではまた!!

 

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