こんにちは、コポローです。
今回は経済法のおすすめの教科書・演習書・判例集を厳選して紹介します。
経済法の基本書は、それぞれ長所・短所があるため、複数読むことが重要だと思います。
本記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
(※本記事には広告が含まれます)
〇最初に読む教科書としては、下記のものが最もおすすめです。
全体像や基本的な考え方がよく分かります!
〇より詳しい基本書としては、こちらがお勧めです。
通説・判例ベースで詳しめに書かれています。
難しい記述もありますが、じっくり考えながら読むことで、経済法特有の思考力が身につきます。
〇やや副読本的な位置づけになりますが、こちらの教科書も分かりやすくおすすめです。
条文に沿って、実際の判例や審決を解説してくれており、試験勉強に適しています!
著者の一人である栗田先生は令和5年度司法試験考査委員です。
〇判例集については、判例百選が定評があり、必須級におすすめです。
※レビュー抜粋
経済法は他の法律科目とは概念が少し違うこともあり、どのような事案に対してその判決がなされたのかが非常に重要ですので、より理解を深めるために百選は必要だと思います。
〇演習書は下記のものが、非常におすすめです。
執筆陣が超豪華で、事例問題も良問が多い(一部難問もあるので注意)です。解説も比較的分かりやすいと思います。
※レビュー抜粋
・すごくわかりやすくてスルスル読めます。ありがとうございました。
〇辞書的な役割の体系書としては、次のものが有益です。
実務に出てからも重宝します。
2023年11月に第4版が出ました。
※旧版レビュー抜粋☟
・はしがきで著者が、同じ有斐閣から出している『 独禁法講義 』との使い分けについて、登山に例えています。それによれば、『 独禁法講義 』は概略地図、この『独占禁止法』は詳細地図、熟練の登山者にも両方必要で、いずれが初級でいずれが上級であるなどとは考えていない、そうです。
〇ひと通り学習が終わった後の副読本として、下記がおすすめです!
司法試験前まで使えます。
※本書はつぎの4部構成です。
第1部 合格答案作成ガイド
経済法(独占禁止法)の概要を記し、問題検討の流れと解答のポイントを簡単に説明しています。その後具体例として過去問を題材に合格答案作成プロセスを説明します。経済法(独占禁止法)の問題について、どのように書いたら合格答案となるのかを、過去問を利用して具体的にガイドします。
第2部 趣旨・規範ハンドブック
独占禁止法、一般指定について、重要条文の趣旨・要件・効果・重要概念の意義等についてまとめています。また、司法試験で過去に出題された項目についてはその出題年度が掲載されています。
第3部 司法試験論文全過去問(H18~R3)・合格者再現答案
新司法試験となった平成18年から直近の令和3年まで、16年分32問の司法試験論文式全過去問について、問題文・出題趣旨・採点実感・論点・合格者の再現答案1通・答案講評を掲載しています。再現答案は、試験委員会からの得点と順位も掲載しているので大変参考になります。司法試験においては過去問学習が重要なため、本書でもこの第3部にもっともページ数を割いています。
第4部 論点表
経済法(独占禁止法)についての論点の一覧表です。第2部同様、過去16年分の司法試験で出題された論点についてはその出題年度が掲載されており、どこがよく出題されているかがわかります。経済法(独占禁止法)全体を体系的に見渡すことができます。
今回の記事は以上です。
本記事は随時更新していく予定です。
それではまた!
選択科目の選び方についてはこちらで詳しく解説しています
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