こんにちは、コポローです。
今回は倒産法のおすすめの教科書・演習書・判例集を厳選して紹介します。
倒産法の本は、選ぶのが難しいと思います。私がロースクール生時代に使っていたものを中心に紹介しますので、参考になればと思います(*^-^*)
(※本記事には広告が含まれます)
〇入門書ですが、内容がしっかりしており、通読用の教科書としてもおすすめです。
※レビュー抜粋
・破産法・民事再生法などの日本の倒産法制をこれから学ぶビジネスマン・新入社員・法学部生・法科大学院生・実務家に最適の一冊。
・倒産法制に関する基本を短時間でざっと押さえることが出来る点では、これの右に出る本はないのではないか。
・法律学習の基本だが、概要を掴んで(木を見てから)、次に各論へ(枝葉をみる)という勉強の1冊目に位置する本。
○より易しめの入門書としては、ストゥディアシリーズがお勧めです。
※レビュー抜粋
・非常にシンプルでわかりやすいです。
・楽しく読み進めます。分かりやすくて良いです。
・絶対の必読文献とまでは思いませんが、間違いなく良著で、倒産法選択の受験生向けの入門書として有力な選択肢の一角になって行くと思います
〇民事再生法だけですが、こちらの入門書も非常に有益です。
東大の松下教授による隠れた良書。
※レビュー抜粋
・この書籍はお奨め!民事再生法が平易に解説されており、しかも、200頁程度にコンパクトにまとまっている。
・はしがきにも書いてあるが、民事再生法は初学者にとって難易度が高いが、この書籍は、初めて学ぶ者からみて重要度の低い事項は省かれており、逆に重要度の高い事項は「どうしてそのような条文になっているか」から触れられている。
・内容は、あっさりした記述ながら高度な内容も盛り込んでいるため、難しく感じるところもありますが、とても参考になるものだと思います(評価★×5)。
〇倒産法の良い教科書は、下記の2冊ですが、いずれも古く、入手が困難です。
中古を検討してよいかと思います。
個人的には最もおすすめの教科書です。
こちらの教科書もおすすめです。中古価格もリーズナブルです。
〇最近出た教科書の中では、次のものが最も良いかと思います。
図解なども多く分かりやすいと思います。2022年9月に刊行されたばかりです。
〇辞書的なテキストとしてこちらの基本書もおすすめです(実務に出てからも役立ちます)。
最新判例までフォローされており、これを基本書として勉強するのもアリだと思います!
※レビュー(旧版)より抜粋
・本書は1300頁を超える大著であり、価格に相当して新判例等を踏まえた完成度の高い構成・内容である。破産法で凡そ7割、その余に民事再生法の構成である。大著であること、項目構成内容が詳細で目次・索引も充実しているので、辞書的に使うのが理想的と思う。
〇判例集については、判例百選が定評があり、おすすめです(というか現状では百選しか選択肢がないと言えます)。
2021年に第6版が出ており、これで比較的新しい判例までカバーできます!
〇演習書は下記の演習ノートが非常におすすめです。
執筆陣が超豪華で、事例問題も良問ばかり(一部難問もあるので注意ですが)です!
解答例付きなのも素晴らしい。
※レビュー抜粋☟
基本論点が網羅できる点は良い。解説は丁寧だが、担当の先生によってはやや独自の見解や難解な解説もある。参考答案もついているので、実践的な学習ができる。
〇より易しめの演習書としては、こちらがおすすめです☟
2022年に2版が刊行されたばかりです。
〇副読本として下記の本もおすすめです。
一通り学習が終わったあたりから、受験直前まで使えます。
※本書は次の4部構成です。
第1部 合格答案作成ガイド
倒産法の概要と今までの司法試験の出題傾向を概観し、どのように答案を書いていったらよいのか、合格答案の作成方法をStepで説明します。8ページで倒産法の概要と構造、問題検討の流れと解答のポイントを把握します。
第2部 趣旨・規範ハンドブック
重要条文の趣旨・要件・効果、重要概念の意義等、重要論点についての規範と理由についてまとめています。倒産法では破産法と民事再生法の双方の側面から検討することが要求されたり双方の比較を問われることがあるため、破産法と民事再生法の比較ができるように、適宜、民事再生法についての記述を点線で囲って掲載しています。司法試験で過去に出題された項目についてはその出題年度が掲載されています。
第3部 司法試験論文全過去問(H18~R3)・合格者再現答案
新司法試験となった平成18年から直近の令和3年まで、16年分32問の司法試験論文式全過去問について、問題文・出題趣旨・採点実感・論点・合格者の再現答案1通・答案講評を掲載しています。再現答案は、試験委員会からの得点と順位も掲載しているので大変参考になります。司法試験においては過去問学習が重要なため、本書でもこの第3部にもっともページ数を割いています。
第4部 論点表
破産法、民事再生法、それぞれの分野についての論点と過去問出題年(平成18年~令和3年)の一覧表です。自分の知識に漏れがないかチェックしたり、過去問の出題傾向を分析したり、倒産法全体を体系的に見渡すときにも活用できます。
今回の記事は以上です。
倒産法は、古い本が多く、改訂が追い付いていません。
民事訴訟法学者は守備範囲が多く、かつ若手が少ないので、多忙すぎるんだと思います。。
本記事は随時更新していく予定です。
それではまた!
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