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【2024年度(令和6年度)版】六法の選び方(ポケット六法、デイリー六法、判例六法、司法試験用六法などのうち、どれがいいのか?)

こんにちは、コポローです。

今回は、学習用六法の選び方について解説します。

どの六法を使うかは、全科目に関わりますし、実はかなり重要な問題です。

本記事を参考に、各自に合った六法を見つけていただければと思います!

 

(※本記事には広告が含まれます)

 

 

 

 

①ポケット六法(有斐閣

・大学やロースクールの試験・入試等でポケット六法が貸与される場合、普段の学習にもポケット六法を使うのがおすすめです!

 

ロースクール入試でポケット六法が貸与されるのは、私の確認したところでは、以下の大学です(最新の状況は各自で確認していただければと思います。変更を御存知の方は、コメント等でお知らせいただければ、大変ありがたいです)。

一橋大学東京大学大阪大学中央大学東北大学立命館関西学院日本大学

 

②デイリー六法(三省堂

・収録法令、分量、価格に大きな差はありません。

・ポケット六法と比べると、次のような特徴があります。

 ・フォントが見やすい

 ・条文のかっこ書きに網かけがされており、読みやすい(特に会社法など)

  ※網かけは、人によっては読みにくいと感じる人もいるようです。

 ・会社法の定義規定参照が便利

 

大学やロースクールの試験・入試等でデイリー六法が貸与される場合、普段の学習にもデイリー六法を使うのがおすすめです!

 

ロースクール入試でデイリー六法が貸与される大学は次の通りです(最新の状況は各自で確認してください)。

京都大学早稲田大学学習院大学明治大学

 

京都大学では、毎年、ロースクール入試だけでなく、学部試験・ロースクール試験でもデイリー六法が貸与されています。

 

※司法修習の二回試験でもデイリー六法が配布されます。

 

判例六法(有斐閣

 

 

 

 

判例つきの六法で、実務に出てから、調べものをするときに便利です。

・しかし、条文を探すときに判例が邪魔で、学習用の六法としては使いにくいです。

・ただ、まとめノートとして使ったり、短答の勉強用に使うという使い方もあります(ここは各自の学習スタイルによりますね)。

 

 

④法学六法(信山社

 

 

おすすめポイント

・軽くて持ち運びに便利!!

・価格も安い!

・基本的な法律を勉強する人(初学者)にお勧め。

 

デメリット

・掲載法令が少ないので、科目によっては十分に対応できないことがある(まあ、ネットで調べればよいともいえます)

・小さいので枕には不向き(笑)

 

⑤司法試験用六法(第一法規

司法試験本番で使われるもので、毎年4月上旬に発売されます。

 

↑こちらは令和5年版です。

 

おすすめポイント

・慣れることで、司法試験の本番において有利

・活字が大きくて読みやすい

・条文以外の余分な情報がなくシンプル

・大きいので枕としてちょうどよいかも(笑)

 

デメリット

・使わない法律が結構多い

・見出しのない法律がある(刑事訴訟法など)

・条文のあとの注記等がないので、学習には使いにくい面もある

・重い

・比較的高額

 

法科大学院試験六法

 

 

・一部の法科大学院の入試で使われる六法です。

・私が確認したところでは、慶応大、東京都立大、法政大のロー入試で使われているようです(最新の情報は各自で調べてみて下さい)。

・これらのロー入試を受験される方にはおすすめですが、そうでない方には、あまりおすすめしません。

 

結論

・個人的には、ポケット六法とデイリー六法のいずれかをおすすめします。

・特に、大学やロースクールの試験や入試でどちらかが貸与される場合は、そちらを使いましょう。使い慣れていない六法は、やはり使いづらいです。

使い慣れた六法だと、試験本番でも条文を引くスピード・読むスピードが落ちず、他の学生・受験生に差をつけることができます。

 

ロースクール入試でポケット六法を使用する大学

一橋大学東京大学大阪大学中央大学東北大学立命館関西学院日本大学

 

ロースクール入試でデイリー六法を使用する大学

京都大学早稲田大学学習院大学明治大学

 

試験で使用する六法の指定がない場合には、デイリー六法とポケット六法のいずれでも構いませんが、読みやすさの観点で個人的にはデイリー六法がおすすめです!!

 

判例六法(有斐閣は、実務に出てから便利に感じますが、学生・受験生の段階においては、使いにくかったです。条文をさがすときに、判例が邪魔でした。

ただ、判例六法をまとめノート代わりに使う人や短答の勉強用に使う人もおり、一つのありうる使い方だとおもいます。つまり、勉強スタイルによっては「使える」面があります。

 

法学六法(信山社は、コンパクトで持ち運びに便利ですが、掲載法令が少ないので、あまりおすすめはしません。初学者の方や基本法のみ勉強される方には、選択肢になりえます。

 

司法試験用六法は、司法試験の受験前に、使用するのはありです。しかし、重い・使いにくいなどのデメリットが大きいので、司法試験受験前以外には、おすすめできません。

 

今回の記事は以上です(追加情報等あれば順次更新します)。

それではまた!

 

 ※いろいろ試しましたが、個人的にはデイリー六法が最も使いやすいです!

 

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