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【保存版】試験の答案を速く書くための11の方法と2つの注意点(答案作成時間最大化の工夫)

こんにちは、コポローです。

今日は、私が受験生時代に実践していた、答案作成時間最大化のための工夫について紹介します。

各種試験(特に司法試験)は時間との戦いです。たくさん知識があったり、深い考察ができたとしても、答案としてアウトプットできなければ、まったく意味がありません!!

ぜひ、今回の記事を参考にして、答案作成時間を少しでも多く確保できるように準備してほしいと思います。

量が多いため、箇条書きでまとめていきます!!

 

 

➀設問を読んでから、事例文を読む(その方が考慮すべき要素を拾いやすい!)

 

 

②条文を逐一読まない(自信がないときに確認程度に見るだけにする)

⇒覚えておくべきことは覚えておく(よく使う条文は直前期には条文番号まで覚えておくのが好ましい

 

具体的には・・・・・・・

会社法:各種責任の要件・各種訴訟の要件・各組織再編行為の大まかな手続きの流れ(条文の並び)。どこにどのような条文が書かれているいるか把握して検索しやすくしておく

 

憲法:人権部分の重要な条文番号を記憶

行政法行政訴訟法の訴訟要件などを記憶

民法:条文が多いのですべてを覚えることはできないが、どこにどのような条文があるかは把握しておく。超重要な条文は条文番号も記憶。

・民訴:どこにどのような条文があるかを把握。重要な条文は条文番号も。
・刑法:主要な犯罪の構成要件(特に財産犯)・正当防衛や緊急避難の要件を記憶。
・刑訴:試験用六法に条文見出しがないので、本番で条文を探すのは大変なので、よく使う条文番号(準用の仕方も)は覚えておく。

 

※記憶力には限度があるので、各自できる範囲で結構です。条文参照に時間を使いすぎるのはもったいないので、「覚えられるのであれば覚えちゃいましょう」という趣旨です。

 

 

③同じ内容を、より短く(より端的に)書けないか考えながら書く

→これは日ごろのアウトプットの練習でも意識しましょう。上位答案などを参考に研究するとよいです。

小見出しなども活用してコンパクトに書きましょう

 

 

④問題文中の事実をそのまま抜き出さない。できる限り要約する。

→答案で問題提起するときや、あてはめをするときにやりがちです。

採点者は、問題文を当然知っているので、多少省略しても伝わります。

大事なポイントにしぼって端的に書いた方が好印象です

採点者はたくさんの答案を読むため、長々書かれるとイラっとします(私も答案添削をするとき、いつも感じます)。

 

 

⑤メリハリをつける。当該事案で、実益(論点性)の小さい問題点を大々的に論じない。

→特に、憲法・刑法で注意が必要です。

   

 

 

 

⑥ボールペンは、最速で書けるものを使う。いろいろ試してみて!

→個人的なおすすめは、Jetstreem(ジェットストリーム)0.7mmです↓↓

いろいろなタイプが出ています。個人的にはプライムタイプが良かったです。ボールペンへの投資は高コスパなので、各自でいろいろ試してみて下さい(*^_^*)

 

 

⑦空いたスペースへの書き足し用に0.3ミリ以下のペンを別に用意しておく。

→書いた後から、吹き出しや、くさびマークで、書き足しをしたくなることって、多々ありますよね。

そういうとき、太いボールペンだと、書きにくいし、読みにくい(悪印象)です。

かといって、最初から、細いボールペンを使うと、書きにくくて、書くのが遅くなります(腕への負担も大きい)。

そこで、私は、書き足し用に、0・3ミリの極細ボールペンを用意していました。実際かなり便利でした!

 

 

 


⑧六法のページを大きく行き来するとき、細めのボールペンを栞(しおり)代わりに使う

会社法民法など、六法の複数のページを参照するとき、しおりがあると便利です。しかし、試験のとき、しおりは持ち込み不可。

試験のとき、机上に置いてよいもので、しおりの代わりになるのは、ボールペンでしょう!

実際、(細目の)ボールペンをしおり代わりに使うと、めっちゃ便利でした!

普段使うボールペン、書き足し用の細いボールペンのほか、しおり用のボールペンを2、3本用意しましょう!!

 

 

 

 


⑨腕の筋トレ(握力トレーニングなど)を勉強の合間にやる(リフレッシュ効果もあります)。

大事なのは、筋瞬発力ではなく、筋持久力なので、軽めの負荷で数分間トレーニングしましょう!(高負荷のトレーニングは不要です)

 

☝5Kg~60Kgまで強度を調整できるので、便利です。

 

 


⑩試験本番では湿布・エアサロンパス等を用意して、筋肉痛・関節痛対策をしましょう。

試験本番では、長時間の高速筆記を科目の数だけ繰り返すことになります。これは、想像以上に腕への負担が大きいです。

そこで、私は、湿布・エアサロンパスなどを用意して司法試験本番に臨みました。

おかげで、最後の科目でも書きまくることができました!かなりおすすめです!

 

 

 

 


⑪ペンだこ等で指が痛くなる人は、バンドエイドなどを指に巻くのがお勧めです。

→わたしは中指に大きなペンだこがあり、答案作成のときは、いつも痛くなっていました。

痛くなってから巻いても効果はありますが、むしろ 最初からバンドエイドを巻いて試験を受けた方が、そもそも痛くなりにくくてオススメです!

 

注意点➀

時間節約は大切ですが、問題文を読む時間を短くしようと意識しすぎるのは良くないです。問題文の読み間違えをしていたら致命傷になります(リターンに比してリスクが大きすぎます)。

また、事案をあいまいにしか把握できていないと何が問題(論点)なのかが、見えないこともあります。

事案の状況を正確に把握することができて初めて、問題点が的確につかめるのです。まさに「急がば回れ」です正確に読むことが第1で、読む速さはその次です。読む速さを速めようとする努力も悪いとは言いませんが、この順番だけは守らないといけません。

 

注意点②

また、時間短縮のため、①字を雑に書く、②主語や目的語を省略する、③略字を使う(③は民法の潮見先生が学部講義で怒っていました(笑))というのも、やめた方がよいです

答案は採点官に理解してもらうためにあるのであって、自分が書けた気になっているだけではダメです。

採点官が気持ちよく読めるように、採点官が理解しやすいように、心がけて下さい。表現力や説得力により採点官が付ける点の幅には裁量がある(と思われる)ので、そこに答案の印象が反映されるのは間違いないと思われます。

速く、丁寧な字で、分かりやすく書くということはとても難しいことですが、アウトプットの練習で日頃から意識していけば、少しずつ向上していくと思うので、あきらめないで努力してほしいです。

   

 

 

 

 

以上、長々書きましたが、少しでも参考になればと思います。

それでは、また!!

 

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